仏壇とは一体何のためにあるのでしょうか?

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イラストにもありますように、普段、仏壇の前に座って手を合わせていますが、仏壇とは一体何のためにあるのでしょうか?
本日は、「仏壇」についてお話し致します。

仏壇とは?

仏壇は、家の中のお寺です。
そして、「壇」とは、一段高いところに安置する場所をさし、仏さまの世界を表しています。

それを仏教では、須弥山(しゅみせん)と言います。
須弥山にかかった中ほどが細い台座で、仏さまを安置する土台に壇を須弥壇(しゅみだん)といいます。
また「壇」は、サンスクリット語でダーナといって、布施つまり、仏道に近づく布施のことをいいます。
すなわち、仏教の最高の世界を表したものです。

現代の社会は、仏壇を中心とした生活とは、ほど遠い生活環境となっています。

なぜなら、自由のはき違いもはなはだしく、布施行とはかけ離れています。

自己中心的な生活スタイルは、ますます増長し、しかも、自己責任が希薄になり、「すぐに社会が悪い」「誰それが悪い」「教育に問題がある」とか…
外に向かって批判をするが、内に向かって自分自身を批判することにほど遠くなっています。

しかし、そんな「私」であるからこそ気付かせてもらう世界が仏壇を中心とした生活です。
手を合わす生活以外に「私」が気付かして頂く世界はありません。
また、そこに気付かして頂いた生活は、誰を恨むのでもなく、誰のせいでもなく、素直に私自身の問題として、受け止めていける生活が待ち受けています。

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この記事を書いた人

【ぶつぶつ雑記編集部】 住職

一緒に考え、対話することを大事にしています。