「葬儀」の受け止め方

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「別れ」にも色々ありますが、肉親や友人との死ほど辛いものはありません。

けれども、私たち浄土真宗の門信徒にとって、通夜・葬儀これらは、亡き人に「永遠の別れ」を告げる儀式ではなく、み仏のおはからいによって、再び会える世界（お浄土）への思いを確かめあう法会なのです。

しかも、私自身の予行演習でもあります。

私たちは、自分の親しい人の死に合わない限り、なかなか死そのものと向き合わないものです。しかし、私の人生の中に死を含みとって生かされていく生き方が大事なのです。だから、できるだけ故人の生前の姿の思い出話しや、生前の生き方について尋ねていくということが大変大事なことだと思います。

一人の人間が「オギャー」と生まれて亡くなっていくということが、いかに厳粛な事実であるかということが、まざまざと知らしめられることでしょう。

私もまた「ボサッ」と生かされているようですが、もう一度、自分自身の人生を振り返ってみる機縁を頂いているのではないでしょうか。

この記事を書いた人

一緒に考え、対話することを大事にしています。